尾崎真実展

白の世界を求めて
2025年09月08日(月) ~ 09月13日(土)
12:00~19:00(金~20:00/土~17:00)

Room C

展示風景

作家プロフィール

新世紀美術 会員   あとりえ木だち主宰 
1959       愛知県豊明市生まれ 
1986       多摩美術大学油画科(木版画教室)卒業 絵画教室を引き継ぐ 

最近の活動
2016       ドイツ・ベルリーナリステアートフェア招待出展 
2017       DISICOVER THE ONE JAPANEESE ART 2017 IN LONDON
2018       JAPANESE SELEKTED ARTISTS  ニューヨーク セーラムギャラリー 
2021       新世紀奨励賞
2022       ルクセンブルグ芸術賞 ピナコテック美術館より芸術功労証書授与
2023       JAPANESE SELEKTED ARTISTS  ニューヨーク セーラムギャラリー
    ルクセンブルグ芸術賞 ピナコテック美術館より芸術功労証書授与
2024       NY公募準優秀賞
ルクセンブルグ芸術賞 ピナコテック美術館より芸術功労証書授与
2025       東京都知事賞(新世紀)

個展34回    銀座 K‘S GALLERY(‘09)銀座 ギャラリーオカベ(‘11) 上海風月舎(‘13),
六本木画廊(‘18)ブルーボックス(‘18)井上ギャラリー(‘19、‘20、‘22)豊田画廊(‘20)
木のなか(‘23、‘24、‘25)日本橋アートウェブ(‘24)
グループ展  多数参加

作家ステートメント

2007年から18年間、私は白という色彩の世界に魅了され続けています。
白は一見シンプルに見えながら、実は最も奥深く、そして最も難しい色だと日々感じています。純粋無垢でありながら、無限の表現の可能性を秘めている白。その魅力に引き寄せられるほど、同時にその難しさに直面し、時には立ち尽くすこともあります。しかし、だからこそ私は白に更なる魅力を感じ、この探究を続けているのです。
近年は新たな表現への挑戦として、色をタイルのようにグラデーションで配置した画面を、白い和紙の材料となる楮の繊維で包み込むような作品を制作しています。楮の繊維が持つ自然な白さと温かみが、下地の色彩を優しく包み込み、新しい白の表情を生み出してくれます。
この取り組みが評価され、新世紀展において東京都知事賞をいただくことができました。これは私にとって大きな励みとなり、更なる白の可能性への探究心を掻き立ててくれます。
今回の個展では、20号から0号まで、この18年間の私の白への想いと探究の軌跡をご覧いただけます。白の世界への終わりなき旅路を、皆様にも感じていただければ幸いです